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http://www.env.go.jp/nature/dobutsu/aigo/pamf_rep/manu_dealer/index.html
ペット動物販売業者用説明マニュアル(哺乳類)よりモルモットの項抜粋

7.モルモット<げっ歯目テンジクネズミ科>



(1) 分類、品種

モルモットは南アメリカ原産で、げっ歯目テンジクネズミ科に属し
ペルーテンジクネズミが、インディオによって3千年以上前から

食肉用に家畜化されたものといわれています。
短毛(イングリッシュモルモット)
長毛(ベルビアンモルモット)
ヘアレス(スキニーギニアピッグモルモット)
巻き毛(アビシニアンモルモット)

や、それらの色変わりなど、品種のバリエーションは豊富です。


(2) 形態、習性、生理

体長約21僂波はなく、体重は1.2堊宛紊任
頬袋はなく、食物を巣内に貯める習性や冬眠習性はありません
肛門の周囲に皮脂腺があり、尻を押しつけて臭い付けをし
嗅覚は敏感で他の個体の臭いを嗅ぎ分けます
聴覚も優れていて、小さな物音にも敏感に反応します

群居性で、色々な鳴き声でコミュニケーションを図っており
オスには順位制があります。食性は完全な草食性。

人と同じく体内でビタミンCを合成できない数少ない動物です。

本来は夜行性ですが飼い主の生活に活動周期を合わせることができます。


平面活動が中心。暑さには割合に強く、寒さに弱い動物です。

寿命は5〜15年(平均10年)です。

繁殖適期はメスで生後3ヵ月、オスで4ヵ月以上からで、
妊娠期間は約70日、1回に平均4頭を産みます。
約2週間で離乳します。

よほどのことがない限り噛み付くこともなく
オットリとした人馴れしやすい性質をもっています。

排泄物の量が多いので掃除をこまめにしなければ臭いがきつくなります。



(3) 飼養上必要な施設、機材及び環境

屋外の小屋飼いも容易ですが、室内のケージ飼いが一般的です。
ケージは水平的になるべく広いもの
(1頭飼いでも少なくとも50兒擁以上が理想的)で、
高さは30儖幣紊△譴佚薫罎呂覆ても大丈夫です。
床には木製のすのこ
(足がすっぽりと抜けることのない、また、
指を挟むこともない適度な 隙間のあるもの)をとりつけ、その上に床材として干し草、
ワラなどを多めに敷くと湿気対策になります。
すのこの下には新聞紙を厚めに敷いておくと毎日の掃除に便利で、
その他もウサギと同様にします。

寒さに弱いので冬季は保温に気を付けること
(18℃以上を保てるように工夫します)、

また臆病、神経質なので物音にも敏感に反応し、騒音があると
用心して眠らずストレスがたまるということを考慮することが大切です。
湿気対策や採光、日光浴などはウサギに準じます。
屋外のサークル内の運動もよいでしょう。


(4) 飼い方のポイントと注意点
居性なので複数飼いは可能ですが、
オスどうしは順位づけのためにけんかし、逃げ場所がないと
ケガをしますし、
オス・メス混合飼養だとすぐに繁殖してしまいますので、考慮が必要です。

主食はビタミンC入りのモルモット専用ペレットにし、
毎日朝夕2回与えます。ビタミンCは空気にふれると壊れやすいので
消費期限に注意し、開封したら保管に注意が必要です


副食としてビタミンCの豊富な色々な野菜(レタスは適しません)や、
タンパク質が豊富な乾牧草
(アルファルファなどのマメ科のものが適切。モルモットは植物性タンパク
質を多く必要とし、また歯の伸びすぎ防止にもなります。)を
毎日少しずつ与えます。


ハコベやナズナ、シロツメグサ、タンポポなどの野草も喜びます。
ビタミンCの豊富なミカンやイチゴ、キウイ、リンゴなどの果物も、糖分が多いので与えすぎに注意しながら時々与えましょう。

カルシウム補給のためにペット用煮干しも時々与えます。
(<環境省のパンフにはこのようにありますが…
家庭での飼育に関してはカルシウムは過剰になりがちで
発症の原因となることが多い為
カルシウムの多い食事 ミネラルウォーターや
カルシウムのサプリメント等はあたえないでください。
低カルシウム推奨;もるもるもるもん)


トイレのしつけは基本的にはできないと考えたほうがよく、
また排泄物の量が多いので、床材の汚れた部分は毎日取り替え、
すのこの下の新聞紙も湿気予防のために濡れたら上から取り除いていくと
手間がかかりません。



長毛種は糞がこびりつきやすいので、
お尻の部分の毛はカットするなりして
ストレスを感じさせないように注意しながら
時々ブラッシングも心がけましょう。

淋しがり屋なので1日1回はケージから出して遊ばせることが
大切ですが、大声を出したり、急に乱暴に抱き上げて驚かせると
ショック死することもありますので気を付けましょう。

機嫌が悪い時に「キー、キー」と鳴いたり
歯をガチガチと鳴らしたりすることがあります。



(5) 健康と安全の管理

主な病気と予防
病気発症の場合、ほとんどの例で治療効果が期待できないといわれています。

多いのはビタミンCの不足による壊血病です。

その他、呼吸器疾患や下痢、皮膚病(細菌や疥癬、シラミなどが原因)などがありますが、多くの死亡例は細菌やウイルス、


真菌や寄生虫の感染症なので、
特に複数飼いの場合は環境の清潔さを保つことが大切です。


人と動物の共通感染症
ハムスターに準じます。

>ハムスター 人と動物の共通感染症
げっ歯類の人と動物の共通感染症として考えられるのは、
腎症候性出血熱、
レプトスピラ症、
真菌症(皮膚真菌症、糸状菌症)、
エルシニア症、
サルモネラ症、
リンパ球性脈絡髄膜炎、
野兎病、
ペスト、
リーシュマニア症、
ネズミチフスなどです。





ペット動物販売業者用説明マニュアル(哺乳類)
環境省自然環境局総務課動物愛護管理室
〒100―8975 東京都千代田区霞ヶ関1―2―2
電話:03―3581―3351
請負者:社団法人 日本動物保護管理協会
〒107―0062 東京都港区南青山1―1―1 新青山ビル西館23階
電話03―3475―1695 FAX:03―3475―1697
発 行:2003年3月
【マニュアル研究会委員(50音順)】
委員長 小暮規夫(小暮動物病院院長)
榎 敬蔵(社団法人日本愛玩動物協会理事)
永渕恒幸(東京都動物愛護相談センター指導監視係監視担当係長)
橋崎文隆(東京都建設局恩賜上野動物園飼育課動物病院係長)
山口千津子(社団法人日本動物福祉協会調査員)


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